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提案概要

本提案では弊社byppのIoTスマートハードウェア製品に対しCardano L1,L2と連携する機能を追加することで、インターネットのみで完結しないブロックチェーン駆動ハードウェア制御システムの実現を目指します。

L2を有効活用することでL1の「台帳の肥大化」「煩雑なマイクロトランザクション」を抑制しつつも、オフチェーンで取引の整合性、処理結果の耐改ざん性を実現し、スマートなブロックチェーン × IoTソリューションを実現します。

Lock'n' Key

目的

現在のDAppsはインターネット上でのみでシステムが完結する傾向がありますが、ブロックチェーンの特性には更なる適用領域・大きな可能性があると考えます。

ブロックチェーンの適用領域を増やすためには、1つの手法として比較的採用事例の少ない開発領域にて適用事例を増やすアプローチが考えられます。 例えばハードウェアと密接に連携したDAppsを構築するなどです。

本プロジェクトではIoTスマートハードウェアをCardano L1,Hydra L2へと対応させることで、ブロックチェーン × IoTソリューションの実現を目指します。

また成果物の1つであるSDKはオープンソースで開発を行い、ハードウェアに近い界隈の開発者・企業のCardanoエコシステムへの参入を加速させます。

Hydraを採用する理由

IoTデバイスにおいてリアルタイム性は非常に重要な要素です。 これはハードウェアはミリ、マイクロ、ナノ秒単位で動作することや、センサー値の取得、モーター等のアクチュエータ制御等、多数のイベントがリアルタイムに発生し、それらを規定時間内に確実に処理する必要がある為です。

しかしながら、これらのイベントを都度オンチェーンで処理するのは、リアルタイム性やトランザクション手数料の観点で非現実的です。 更に多くのブロックチェーンソリューションは秒~分オーダーで動作するため、そのままハードウェアに近い領域に採用するにはいくつもの課題が発生します。

Cardano L2 Hydra は、高いセキュリティを実現したCardano L1とプロトコル互換性を持つオフチェーンソリューションです。 Hydraの大きな特徴の1つとして「ミリ秒オーダーで処理される高速なトランザクション処理能力」が挙げられます。

私達はHydraを活用することで、ハードウェアと親和性の高いリアルタイムブロックチェーンシステムの実現を目指します。

リンク

Project Catalyst Fund13 Proposal

Milestone